新型感染症に伴った事業自粛による生協事業への影響と 組合員の皆様へのお願い

新型感染症に伴った事業自粛による生協事業への影響と
組合員の皆様へのお願い

2020年10月15日(木)

お知らせ、ニュース

甲南大学生活協同組合 組合員の皆様

新型感染症に伴った事業自粛による生協事業への影響と

組合員の皆様へのお願い

 

新型感染症拡大予防により、甲南大学生活協同組合(以下、生協)は3月よりほぼ全店舗臨時閉店を致しました。新学期の教科書販売に至りましては、緊急事態宣言による登校禁止のため、一律配送での対応となり、学生組合員の皆様には急遽ご負担をおかけいたしました。ご協力をいただき、本当に有難うございました。

6月後半より徐々に店舗の営業を再開しておりますが、前期は感染予防の観点から遠隔授業が中心となり、クラブ・サークル等課外活動においても一部を除き禁止されておりました。
 これらのことから、前期期間及び夏季休暇中の生協は非常に厳しい運営となり、加えて、2017年の新施設への積極投資の償却も途中であることから、財務上も非常に厳しい状況であると言わざるを得ません。
 おそらく、後期授業が始まりましても感染症予防の観点から、店舗の利用が2019年以前に回復するとは考えられず、厳しい状況が継続するものと考えられ、現時点での2020年度の損益数値は、約8千万円もの大きな損失が発生する見込みとなっております。2021年度以降も新型感染症の影響が残るであろうとの考えから、この大きな損失は、解消にはかなりの時間を要するものと思われます。なお、このような状況に対し、現在、スタッフに休業を要請し、経費の圧縮に努めております。また、政府からの持続化給付金・雇用調整助成金等への申請も行っております。  

 
 また、今回の新型感染症の影響により、大学生のキャンパスライフが大きく変わる(変わらざるを得ない)ことは必然で、そのことにより大学生協の利用・活用方法、さらにそれに伴うキャンパスライフ支援の有り方も激変するものと考えられます。
 2020年度当初の活動テーマは、「繋」とし、学生を中心とした組合員との繋がりを確かめられる生協設立50周年の企画準備をしておりました。この企画は、後期及び2021年度に改めて提案し、ご参加いただけるよう呼びかけてまいります。しかし、今後につきましては未確定要素が多く、どのような状況になるのか、想像いたしかねますが、組合員のキャンパスライフが豊かなものになるよう、皆様の日常生活を支える大学生協でありたいと考えております。

 生協は、組合員一人ひとりのご協力(加入・利用・参加)によって成り立ち、ご理解頂くことで、事業・活動を行うことができております。

組合員の皆さまへの具体的なサービスとして、書籍が最大10%割引もしくは電子マネーのポイント還元でご利用いただけます。また、パソコン等の情報機器は、学生組合員のニーズに基づいた商品提案をさせていただき、困ったときに適切なサポートが提供できるよう、現役学生を含むスタッフが常駐しております。さらに、食堂では、管理栄養士の監修による美味しいメニューに加え、甲南大学ならではのオリジナルメニューも提供しております。

 

現在、組合員のみなさまに安心してご利用いただけるよう、店舗では感染拡大予防のための様々な対策を講じております。昼食ピーク時のご利用時間を避けていただく、距離をとっての利用のお願いなど、ご不便をおかけしておりますが、ぜひとも甲南大学生協をご利用くださいますようお願いいたします。スタッフ一同、心よりお待ちしております。


 今年1月に設立50年を迎え、阪神・淡路大震災を乗り越えてきた甲南大学生協ではございますが、このような厳しい状況を経験したことはございません。

なにとぞ、皆様のさらなるご協力を頂き、この難局を乗り越えてまいりたいと存じます。
 甲南大学生協をどうかよろしくお願いいたします。

202010
甲南大学生活協同組合
専務理事 内田 真紀子

 

 

2020年度(2020年3月1日~2021年2月28日)

  決算見込み

 

 

 

 

単位:千円

 

 

2020年度

決算見込み

予算

予算対比

前年度実績

前年対比

純供給高

544,140

746,200

72.92%

1,064,582

51.11%

供給総剰余

120,239

179,955

66.82%

272,196

44.17%

G.P.R

22.10%

24.12%

91.63%

25.57%

86.42%

その他収入

17,472

34,693

50.36%

39,970

43.71%

事業総剰余

144,535

214,648

67.34%

312,167

46.30%

人件費計

160,227

177,062

90.49%

211,336

75.82%

物件費計

106,587

123,800

86.10%

134,650

79.16%

経費計

266,814

300,862

88.68%

345,986

77.12%

事業剰余金

-122,279

-86,214

141.83%

-33,819

361.57%

事業外収益

14,299

15,058

94.96%

14,105

101.38%

事業外費用

8,910

7,529

118.34%

8,532

104.43%

経常剰余金

-116,890

-78,685

148.55%

-28,246

413.83%

特別利益

16,881

16,000

105.51%

19,254

87.68%

特別損失

136

0

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204

66.67%

当期剰余金

-100,145

-62,685

159.76%

-9,196

1089.01%

法人税

895

895

100.00%

895

100.00%

助成金

22,000

0

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0

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最終剰余金

-79,040

-63,580

124.32%

-10,091

783.27%

※予算は、6月26日に開催をされた第53回通常総代会で提案し、承認されたものです。非常事態宣言を受け、一定新型感染症予防での前期の営業自粛を加味した予算となっています。

新型感染症の影響がない状態での予算は最終剰余金を+1000万円の計画をしていました。

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